あじわう哀愁ノスタルジー
喫茶店でお茶を飲むというより、まるで昭和の茶の間へタイムスリップしてしまったような感覚。場所を確認して訪ねても、店の前を素通りしてしまう謎。
それほど「まつや茶房」は不思議なお店。
一階は土間と茶の間。急な階段を上がれば、二階に二間の小振りな町家。タンスや卓袱台(ちゃぶだい)、行李や歩くと少したわむ畳など築100年の民家は年配者には懐かしく、若者には新しい異空間。
オーナーの遠山さんはアメリカの大学でプリントジャーナリズムを学んでいた才媛。が、いろいろあって、美味しい自家焙煎のコーヒーをふるまう茶房を生まれ育った街に開店させた。
昭和初期の風情を醸す店舗は、かつて大島屋と言う総合商社のような商売を営んでいた場所。昭和28年頃、まつやという履物を扱うゲタ屋のご夫婦が商売を始めた。平成の世になり店を閉めたまつやさんは空き家となった。そこを借りて喫茶店にしたのが遠山さん。
「元々が商売家に生まれてないですから、原価計算なんて言葉すら知らずに(笑)、開店当初はお茶を飲んで帰られたお客さんが戻って来て"ごめんなさい、お金払ってないですよねえ"なんてこともしばしば(笑)」このゆるい感じがたまらない、まるでお婆ちゃん家にいるみたいと評判も上々で、知る人ぞしる隠れた名店になっていったのです。
まつや茶房では飲食の他にも定期的に音楽のライブ(たとえばアコーディオンとか)や陶器や布、木工、革など手作りの作品を展示した個展なんかも随時開催中です。
<まつや茶房さんのメニュー>
・コーヒー450円 ・紅茶350円 ・かふぇおれ500円 ・ろいやるみるくてぃ400円
・中国茶500円 ・かるぴす300円 ・ぐりるどちぃずさんど400円 他にもあります。
※メニューやお値段は予告なく変更される場合があります




