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うらろじ37本目河口湖 陶房わ

土に触れ、癒される陶芸体験

大人はもちろん、お子様でさえも土に触れる機会が減っている現代社会。たまにはろくろを回したり、土をこねたり・・・クリエイティブな陶芸体験を通して、土に触れてみるのはいかがでしょうか。無心になって取り組んでいるうちに、日頃のストレスも忘れてしまえそうな楽しい陶芸体験を提供してくれる"陶房わ"さんを今回のうらろじ探訪でご紹介いたします。

 今回紹介する河口湖にある陶房わ。こちらの工房では「電導ろくろ」と「手びねり」の2種類のコースを軸に、お手軽なものからじっくり取り組むものまで様々な体験コースを用意してくれております。手びねりよりも電導ろくろの方が難しいとのことですが、人気はやはり電導ろくろ!一度は触ってみたいですよね♪♪今回は実際に電導ろくろを動かして、作品を作っていただきながら、主任講師であり現役の陶芸作家でもある丸島壮太郎さんにお話を伺いました。

 どの体験コースも丸島さん自らがまずは講師としてお手本を紹介。参加者の目の前で作品の見本を作りながら、作業内容を丁寧に分かりやすく説明してくれます。丸島さんの手によって見る見るうちに成形されていくのを目にすると、つい自分でも簡単に形作れそうに思ってしまいます。レクチャーを受けた上で、いざ実践へ!電動ろくろコースで実際にお客様が体験する作業の大まかな流れは①土練り、②土殺し、③成形と3つの工程を体験していただきます。

① 土練り 
土を練るのは、焼き物作りの中でとても大切な工程だそう。粘土の堅さのムラや気泡は後々焼く作業に入った際に作品を傷物にしかねません。土練りを行うことで粘土の堅さを均一にし、また粘土の中の空気を取り除いて粘土の状態を整えます。土練りには「荒練り」と「菊練り」の2つの練り方があり、荒練りで土の柔らかさを合わせ、菊練りで土の中の余分な空気を抜きます。この菊練り、名前の通り菊のような模様が特徴です。土練りの作業は、きちんと練れるようになるまでに3年は要するというほど大事な作業ですが、丸島さんがお手伝いに入りながら作るのでご安心ください。

② 土殺し 
土練りが終わった粘土をここでろくろに乗せます。土殺しは回転するろくろの上で、粘土を下から押し上げたり、上から押し下げたりしながらブレをなくし、粘土の中心を出します。

③ 成形 
土殺しの後は、いよいよ形作りに!初心者でも作りやすいのは、湯呑み茶碗やご飯茶碗。とは言え、力の入れ具合など感覚を掴むのが難しそう。お子様や初めての方でも慣れるまで説明し、お手伝いしてくれますよ。また焼くと大きさが2割ほど小さくなるというのも抑えておきたいポイントです。焼き上がりをイメージして少し大きめに作るのが良いようです。

 こうして作成したみなさんの作品。この後焼いて出来上がりというイメージの方も多いかもしれませんが、完成までにはこの後にも実に多くの工程を必要とします。

まずは丸島さんがお手本を
こちらが菊練り。綺麗な菊模様ができているのが分かりますね
土殺しの様子
ご飯茶碗を成形中
丸島さんの手によって、あっという間に成形されていきます!

ここからは丸島さんの仕事。みなさんの作品をまずは、①乾燥 ⇒ ②削り 厚すぎると割れやすいので、底の余分な土を削り、高台と呼ばれる底の支えの台を削りだします。 ⇒ ③乾燥 1~2週間かけてゆっくりと乾燥させます。 ⇒ ④素焼き 約800℃で焼きます。 ⇒ ⑤釉掛け 予めお客様に選んでいただいた釉薬をかけて色づけ。 ⇒ ⑤本焼き 約1260℃で焼き上げて完成!!その他、ヤスリがけや梱包までを含めると、完成品の発送まで約2ヶ月を要します。作品を作る過程も楽しいですが、手元に届いた作品を使うことでまた楽しんでいただけるのが陶芸体験の良さ。陶芸の魅力を少しでも多くの人に知ってもらえるよう、こうした体験を通して、まずは『楽しんでもらうこと』それを心がけていると丸島さんは話します。最近ではSNSの普及も相まって、綺麗な器やオリジナルの食器に興味を持つ方も増えているそうで、そうしたきっかけから陶芸の世界の奥深さや作家さんのこともこれからよりたくさんの人に知って欲しいと夢を語ってくれました。

 講師として間口を広げる活動の一方で、陶芸作家としても意欲的に作品を生み出している丸島さん。作品として作る際には益子産や信楽産の土をオリジナルでブレンドするという拘りも。大学で陶芸を学び始め足掛け20年になるとのことですが、芸術の世界はこれで完璧という事はなく、終わりのない世界。その奥深さに魅了され、丸島さんの探究心は尽きません。年に数回、都内などでも個展を開催しておりますので、機会があればぜひ足を運ばれてみてください。

 今回は電導ろくろでの作業工程をご紹介させていただきましたが、平皿やマグカップなどを作りたい方は手びねりがおススメ。自由な発想で個性的な形が作れます。鐘山苑のエコツアーでも電導ろくろと手びねり、それぞれの体験コースをご用意しており、参加のお客様はこちらの陶房わにて陶芸体験をしていただけます!土に触れながら作品作りに没頭することで、不思議とリフレッシュできる陶芸の世界。ご宿泊や観光で河口湖方面へお見えになる際には、ぜひレジャーの一つとして検討してみてください。


2017年2月26日


※記事の内容は取材当時のもので現在とは異なる場合があります。
最新の内容につきましては、お客様ご自身でお問い合わせの上、ご利用いただきますようお願い致します。

乾燥や素焼きを行うことで少しずつ小さくなります
焼くことで色がこんなに変化
釉薬は4種類
みなさんがつくった作品。大事に大事に保管しています
奥様も陶芸家の丸島さんご夫妻。手にしているのは壮太郎さんの作品です!

河口湖 陶房わ

山梨県南都留郡富士河口湖町船津5115−5

TEL:0555-73-2590

営業時間 10:00~18:00
定休日 毎週木曜日
駐車場 有り

鐘山苑より車で15分。

公式HP
陶房わ

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