第17回写真コンテスト
入選作品発表
美しく刻み込まれた思い出たち
鐘山苑フィオーレホールに於いて、伊奈喜久草氏(富士フィルム東京販売審査担当)
の協力を得て、厳正な審査を執り行いました。
最優秀『70才みんな古希祝』小松 さち子(神奈川県伊勢原市)
この画題は書き間違えではありません。面白いポーズの人文字で”70才”を作りました。こちらもそれにあやかってちょっと遊びました。皆さんご承知のように”…人生七十古来稀なり”からとったものですが、その時代は稀だったのでしょう。詩をつくった杜甫さんもこんな元気な姿を見たらびっくりかな。「鐘山苑」での美味しい夕食を食べて、さて記念に何かということで、古希の3人のパフォーマンスと写真を撮った小松さんの息がぴったり合いました。今度は”喜寿”、草体の”㐂”の人文字ができるように長寿をお祈りします。
推薦
『私にも叩かせて!』岡部 丘 (神奈川県足柄上群)
「ホテル鐘山苑」では毎晩従業員による和太鼓の”霊峰太鼓ショー”が開かれます。舞台上で勇壮なショーが演じられるとともに、観客(宿泊のお客様)との間に直接的なコミュニケーション(ふれ合い)を作り出しています。それはいろいろな形があるでしょうが、この作品では観客が太鼓叩きの演者になるシーンを取り込みました。その部分がメインですが、舞台上を多少入れているフレミングは雰囲気描写の点で的確です。
『行くぞ!!』中澤 由加 (東京都武蔵村山市)
プールでの3人の組み合わせ。形は男の子によるシンクロナイズドスイミングかもしれませんが、優雅な動きではなくこれからプールに飛び込む瞬間の姿でしょうか、元気溌剌ですね。写真テクニックとしては言うまでもなくグッドシャッタータイミングであり、やや狭いフレミングです。後者は、もし広い範囲を撮るとプール遊びの楽しい雰囲気が出ますが、”行くぞ!!”の強い描写からは遠ざかります。
特選
『ママ きれいネ』池田 淳子(愛知県岡崎市)
「鐘山苑」の広い庭園では四季それぞれの美しさが見られます。春五月、お母さんに抱かれたお嬢ちゃんが花(つつじ或いは皐月?)に視線を投げています。作品は構図やシャッターチャンスが良く、素直に撮られています。画面ではきれいな花に見とれるという感性豊かなお嬢ちゃんの表情が光っています。
『シャボン玉 たのしいネ』山田 晃子(愛知県岡崎市)
同じシーンで何点かの応募がありました。それぞれ良く撮れていますが、その中でこの作品が楽しい雰囲気が一番感じられました。お母さんと二人のお子さんが三角形の構図でまとめられており、その間にシャボン玉がふわふわと展開しています。横からの光線状態で、お母さんは表情はやや暗くなっていますが、シャボン玉が光っています。
『カブト虫 見~つけた♪』藤井 応周 (神奈川県横浜市)
自然がいっぱいの「ホテル鐘山苑」は昆虫の住みかでしょう。でも王者のカブトムシはなかなか見つからないと思います。ですがこの坊やは二匹を手にしました。その満足げな表情をキッチリと画面に取り入れました。暗い時間帯なのでフラッシュを発光させていますが、その光は遠くまで届かないので、薄暮の空が背景に入り、人物を引き立てています。
入選
「無 題」小笠原 昭代
(静岡県静岡市)
「見てみて!」加藤 知子
(愛知県岡崎市)
「お部屋の富士山
大きいね!」向山 美紀
(大阪府大阪狭山市)
「六人衆の響き」小林 一明
(埼玉県鴻巣市)
「初夏紅葉」澤田 文子
(埼玉県ふじみ野市)
「この指と~まれ」渡辺 澄子
(静岡県田方群)
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